トレーラー

白いカーテンの向こう。
遥か彼方へ伸びる青い水平線。
誰かの大きな手が、優しく私の頭を撫でる。
交わしたはずの大切な約束は、
砂のように指の間からこぼれ落ちていく。
それでも、どうか、この胸に刻まれた温もりだけは——

マギカロギア『夕暮れの約束』

儚くて、温かくて、ちょっぴり切ない、少女の物語。
途切れたページの続きを見届けるのは、キミたちだ。

レギュレーション

システム
マギカロギア
人数
3人
階梯
第三階梯
リミット
3サイクル
ルルブ
基本ルールブック

「マギカロギアが初めて」という方でもお勧めな初心者歓迎シナリオです。
特に{PC1}の方は世界観の説明を受けながら、マギカロギアの世界を体験することができます。

シナリオ自体もマギカロギアらしい世界観やルールを体感しながら理解しつつ、 ドラマチックに物語が展開していき、どのPCにも分かりやすい見せ場が用意されています。
王道で、ちょっぴり切ない物語をどうぞお楽しみください。

GM難易度:★★☆☆☆
PL難易度:★☆☆☆☆
キーワード:魔法使いとは、アンカーとの関係、病弱な少女

以下の要素を含みます:架空の病気、入院、リハビリ

当シナリオについて

当シナリオは、わかばTRPG部の作成し、有償で頒布しているシナリオになります。シナリオの詳細や購入のご検討はBOOTHからお願いします。

あらすじ

突如ショッピングモール内で起きた巨大な竜巻に巻き込まれた{PC1}は、未知の力を覚醒させる。 気が付くと、見たことがないような巨大な図書館で「魔法使い」という存在の説明を受ける。 そこには見習いの魔法使いである{PC2}と、指導役にあたる{PC3}という魔法使いがおり、 3人で一緒に六分儀市病院の魔法災厄を調査し、断章を回収してくるよう依頼されたのだが……。

ロビー

六分儀市総合病院 ここで何かしらの魔法災厄が起きているようだが……

PCハンドアウト

PC1

シナリオアンカー 星三 宇美

キミは、この世界の理など知る由もない、ただの一般人だった。

だがある日、理解の範疇を超えた異様な光景を目の当たりにし、気がつけば見知らぬ巨大な図書館のような場所に立っていた。そこでは、自らを魔法使いと名乗る存在が、世界の理について語ってくれた。
……魔法使い? 世界の理? ゲームやアニメの世界じゃあるまいし……。そう思いつつも嫌でも理解してしまう。自分が、既にその「魔法使い」となってしまったことを。

しばらくは入院生活を送ることになったのだが、同室の《星三宇美》という少女が妙に気になった……。窓の外をじっと見つめる彼女の横顔は、どこか物哀しげで、なぜか目が離せなかった。

「いわゆる覚醒枠。物語の中で"魔法使いとは何か"を学んでいきます。初々しいロールプレイがしたい人や、初心者向けのポジション」

PC2

シナリオアンカー 桐生 了

キミは、数ヶ月前に魔法使いとなったばかりの見習いだ。

ある日、大規模な魔法災厄が発生し、キミの初期アンカーが巻き込まれてしまう。深い傷を負い、すぐさま六分儀市総合病院へと搬送された。 すぐに緊急手術を受けることとなり、キミもその立ち合いのために病院へやってきた。……緊急手術は無事成功。戸口による記憶処理も完了し、初期アンカーは経過観察のために数日だけ入院することとなった。
難易度の高い手術を成功させ、命を救ってくれた執刀医の《桐生 了》には感謝しなければ。

……ってあれ? こんなときに大法典(コーデックス)からの呼び出し? 今いる六分儀市総合病院内で、魔法災厄の気配だって!?

※初期アンカーがシナリオ内に登場します
「いわゆる巻き込まれ枠。自身の初期アンカーが事故に遭うという状況から物語が始まるので、アンカーとの関係を掘り下げたい人向け」

PC3

シナリオアンカー 安らぎの夜想曲

キミは、《安らぎの夜想曲》の一番弟子である魔法使いだ。

これまで、師と共に数々の任務をこなし、研鑽を積んできた。 六分儀市総合病院から魔法災厄の気配を感じるため、その調査と禁書の回収を言い渡される。 現場には、覚醒したばかりの{PC1}と、まだ未熟な見習いである{PC2}もいる。 二人に魔法使いとしての心得を教えつつ、禁書の封印も行え、とのことだ。 なるほど……つまり、師から教わったことを守りつつ、手本を見せろということだ。

いつも隣にいた師がいないのは少し不安だけれど、しっかり先輩風を吹かさなきゃ!
見ててください。師!!

「いわゆる先輩枠。師匠にべったりだったPCが、新人たちを導く立場に。でも、師のいない不安を抱えるという葛藤も楽しめます」

その他ハンドアウト

魔法使いの特性

概要 この世界の真実

この世界には、正体不明の「見えない力」が満ちており、それらが因果や現象、世界の理を形作っている。
そんな理に干渉し、それを操る存在が《魔法使い》だ。彼ら彼女らは、一般人たる愚者(フール)たちの知らぬ場所で、超常の力を操りながら、危険な意思をもち、魔法災厄を引き起こす禁書(ベイン)を回収し、人々を守っている。

①.導入シーンで、{PC1}はこのハンドアウトに対して調査判定を行うことができる。

星三 宇美

概要 PC1と同室の少女

{PC1}と同室の少女。

ほとんど寝たきりで、移動するときも車椅子を使い、あまり身体の具合が良くないことが分かる。 夕暮れ時になると、切なげに窓の外から景色を見ていることがある。そこからは、夕日が沈みゆく海の景色が見えるようだ。

桐生 了

概要 病院の若手医者

キミは若手の医者であり、この病院でも特に人気の医者だ。

《{PC2の初期アンカー}》への難しい手術を成功させるほどの実力の持ち主であり、当然、患者からの信頼は厚く、いつも彼の周りには人が集まってる。《星三宇美》の担当医でもあり、病弱な彼女のことを心配しているようだ。

PC2の初期アンカー

概要 PC2のアンカー

魔法災厄が引き起こした竜巻で、重症とも言える怪我を追っていたが、《桐生 了》による手術が成功し命に別状はないようだ。今は経過観察のために入院している。
医師たちの予想を大きく上回るペースで回復しており、すぐに退院できるのでは、と噂されている。

安らぎの夜想曲(ピースフル・ノクターン)

概要 PC3の師匠

キミは大法典(コーデックス)所属。第4階梯の魔法使いで、{PC3}の師匠である。
これまで、様々な知識や経験を{PC3}に積ませてきたが、 今回の事件で{PC3}に独り立ちしてもらうつもりでいる。
魔法使いになったばかりの{PC1}に、新人の{PC2}、二人にもお前が色々と教えてあげてください。
3人で協力して、無事に断章(フラグメント)を回収してきてください。
不安なときはいつでもアドバイスを送ります。でもそのアドバイスを受けて最後の結論を出すのはあなたたちです。
「心の準備はいいですか? 大丈夫、あなたならきっとできる。{PC3}」

①.このキャラクターは病院内にはいないが、テレパシーで会話することでシーンに登場することはできる。
②.このキャラクターは調査判定の対象にはならない。

NPC紹介

星三 宇美

星三 宇美
私、ここから見える景色が好きなんです
年齢
17
性別
職業
学生(オンライン受講)

PC1と同室の少女で、その姿からは病弱な印象を受ける。ほとんど寝たきりの生活を送っており、移動には車椅子が必須。それでも彼女の表情からは暗さは感じられず、PC1に対しては親しげに話しかけてくる。夕暮れ時になると、窓の外に目をやり夕日が沈む海の景色を愛おしそうに見つめている。

桐生 了

桐生 了
手術が成功して良かったです
どうかお大事に
年齢
29
性別
職業
外科医

六分儀市総合病院に勤務する外科医であり、その温和で優しい性格から病院内では特に厚い信頼を寄せられている。特に子供たちからは非常に慕われており、彼がいると病棟の雰囲気も和らぐほど。ただ性格が良いだけの医者ではなく、極めて難易度の高い手術を見事に成功させるほどの、確かな実力と卓越した技術の持ち主。

《安らぎの夜想曲(ピースフル・ノクターン)》

安らぎの夜想曲
大丈夫、きっとあなたならできる
さあ、心の準備はいいですか?
年齢
34
性別
階梯
第四階梯
経歴
書警
かりそめの名前
陽向優(ひなたゆう)
表の顔
塾講師

PC3に魔法使いとしての基礎と真髄を教え込んだ師匠であり、数多くの禁書を編纂してきた実力派の魔法使い。普段は「陽向 優」というかりそめの名前で塾講師として人々に教えを説き、知的な雰囲気から生徒たちからも一目置かれている。胸元に付けているブローチには、彼の魔力の一部が込められていると言われている。