メインSNSをBlueskyに移行します

以前の記事で書いたように、私はレコメンドで情報を押し付けてくるツールが嫌いで、そういう理由でTRPGがすきー(Misskey)をメインに使っていました。
ただ、色々と考えた結果、メインSNSをBlueskyに移行することにしたので、その経緯と苦労話をお伝えします。
どうも、SNSの海に飲み込まれるふれのです。ではよーいスタート。
「メガホン」としてのSNS:発信者視点での判断
これまでの運用:卓すきメインのトリプルポスト
私はSNSを「自分の発言を世界中に届けるためのメガホン」だと考えています。あくまでも主体がコミュニティじゃなくて「自分」なんですよね。発信者として、自分の言葉をより多くの人に届けることを重視しています。
ということで、これまで私は「トリプルポスト」という方法で運用していました。
TRPGがすきー(Misskey)から、Twitterへ専用ツール「MissTwi」で飛ばす。そしてBlueskyからはふれのアカウントをブリッジ経由で閲覧可能。
ブリッジというのは、本来互換性がないサービスをまたがって相手をフォローできるサービスです。ブルスカから卓好きふれのをフォローできるってやつですね。
これまではこういう状態でした:
- Misskeyの人:フォローするだけで見れる
- Blueskyの人:本垢ではなくMisskeyブリッジ垢をフォローすれば見れる
- Twitterの人:Misskeyのコピーが流れてきて見える
歪な構造:受信者分布の問題
この状態でもあまり不便しているわけではないのですが、実は私の発言を積極的に追いかけている人というのはTwitterが最も多く、次点でBlueskyという実態になっていました。
これは……正直なところけっこう歪だなあと思っていました。よく見てくれるTwitter民が少し不便な状態で閲覧しているわけですからね。そしてBlueskyの方もBlueskyの本垢ではなくブリッジ用の特殊なアカウントをフォローいただく必要があり、このアカウントに何かリアクションをしても私に通知が届きません。
特にTwitterから見ている人は、画像が直接見れずにリンクを一つ経由して卓すきの画面に飛ぶ必要がありました。
メインをブルスカに移す理由
Misskeyというツールは最高
個人的にはMisskeyというツールは最高の極みでした。自分のフォロワーのみ、時系列順、いらぬ情報が目に入らない。もともと外部クライアントで便利快適にTwitterを使っていたのですが、その超便利時代のTwitterに迫る機能、いや、上回る充実度がありました。
最高のツールだったのですが、あくまでも最高なのはツール面。どうしても足りなかったのが覇権度合です。
結局、人が移行しきらなかった。Twitterは「どうせすぐ沈む泥船」だと思っていたのですが、いまだに多くの人が残っているんです。移行した人は数%程度ではないでしょうか。
人は便利であっても移行コストを払わない。そして他の人が移行しないなら離れることはできません。SNSの価値とは「他の人がいる」につきますからね。未だに6版で遊ぶCoC民が多いくらいですから。
あとは個人に近い運営が寄付で成り立たせているという状況にやや歪さを感じていました。マネタイズ面での不安を解消できないサービスは、終了の憂き目になってしまいます。テオトピアもそうでしたから。
受信者が多い場所をメインにする合理性
ということで、メインSNSをMisskey(TRPGがすきー)から、Twitterかブルスカにしようかなと思いました。個人的にはあれほど忌み嫌っているTwitterを使う理由はないのでブルスカ一択。
幸いなことに、ブルスカとMisskeyのブリッジは逆方向でも成立しています。つまりMisskey(卓すき)のユーザーさんで私を追いかけたい人はブルスカ垢をフォローできるんです。
ブルスカ→Twitterへのクロスポスト
さて、そうなると課題となるのは、ブルスカからTwitterへのクロスポストです。
以前はツールとかサービスを駆使することで内部のアカウント上で勝手に卓すき→Twitterに流れるようになっていましたが、ブルスカをベースにするとそうはいきません。MisskeyほどBlueskyの機能は充実していないので、こういった自動化ツールとかも作るのが難しいみたいですね(多分APIの解禁具合とか、BOT作成とかがどこまでできるか差がある?)
現状見つけたもので有力候補が、skyshare、Bufferというサービスです。
これはこれまでの卓すき→Twitterへの投稿サービスとは異なり、専用のサイトで投稿すると、ブルスカに投稿ができて、そのコピーをそのままTwitterに投稿ができるというもの。
すなわち何の気兼ねもなく書き込みができる完全自動化ではなく、専用サイトからの投稿が必要な自動化になります。私はこれまで何も考えずに卓すきに投稿していればよかったのが、それを専用のツールから行う必要があるのは少し手間ですが、やるしかない。
新しい投稿体制のメリット
こうなる予定:
- Misskeyの人:ブルスカブリッジ垢をフォローすれば見れる
- Blueskyの人:そのままフォローすれば見れる(投稿元なので最速かつ取りこぼしなし)
- Twitterの人:ふれのが投稿したブルスカのコピーツイートが見れる(ふれのが投稿ミスしなければ)
これにすることでTwitterを使っている方からすると、Twitter上で画像を見れるようになります。これまでのMissTwiでの卓すき→Twitterの連携だと画像そのものではなくてリンクしか見えなかったんですよね。
これまではテキストの閲覧には支障ありませんが、画像を見るためには卓すきに飛ぶ必要がありましたからね。複数の画像を投稿しても閲覧できなかったんです。
実現すれば、Misskeyの方はフォローするアカウントが変わりますが、ブルスカもTwitterも閲覧のし易さが上がるのではないかなと思います。
二つのツールをテストした結果
それに対応できるツールとしてskyshareと、Bufferという二つのツールにいきついて使ってみることになりました。一時期テスト投稿が大量にあったと思いますが、それはこのツールの様々な機能をテストしていたわけですね。
skyshare:シンプルだけど致命的な問題
skyshareは超シンプルで使いやすいツールでした。分かりやすい投稿画面で「投稿」を押すとブルスカへの投稿が完了し、そのまま今度はTwitterが立ち上がって投稿できる。
そのためもう一度Twitterで投稿ボタンを押す必要がある半自動式ではありますが、これでブルスカとTwitterのダブル投稿が実現します。
「シンプルでよい!」って所感だったのですが、二つほど問題がありまして実用化が難しいかも……という結論になりました。
問題1:投稿の不安定性
Twitter側の投稿が不安定で「投稿に失敗しました」と通知が返ってくるケースが多かったんですよね。流石に安定感に欠けるのは辛い。
問題2:画像がリンク化
PCから投稿する際に、Twitter側の画像がちゃんとした画像扱いではなくリンク形式になってしまうんです。これは今の卓すき→Twitterの投稿と一緒です。これは画像を見やすいとは言えないんですよね。
逆にTwitterに画像を投稿したくないって方には良いかもしれません。少し前に話題になっていたAI学習に使われたくないからTwitterに画像は上げないってやつですね。
Buffer:多機能だがややこしい
そしてBufferは多機能なSNS投稿管理サービスです。skyshareがシンプルなら、Bufferは多機能高機能。
私の要望としては投稿をしたいだけ。でもこのツールには色んな設定があります。「どのアカウントで?」「いつ投稿する?」とかが代表ですが、様々な機能があり少々ややこしいのが難点です。メニューが全部英語というのもありますしね。
ただこちらでは先ほどのskyshareで問題視していた画像がリンクになってしまう問題は起こりませんでした。
ただ、投稿したつもりで「Twitterを投稿アカウントに入れていなかった」「Twitter側の画像投稿をアクティブにしてなかった」と色んな失敗はありました。
ということで、現状はややこしいけどこちらのBufferを使って管理するようにしています。もっとシンプルで画像がリンク化せずに直投稿できるサービスがあれば最高でしたが……。
これからの連絡手段について
ということで紆余曲折あったのですが、メインSNSをBlueskyに移行します。
フォロー推奨の優先順位
今後私の発言を追いかけたい方は、Blueskyが一番お勧めです。
Twitterにも変わらず投稿はしますが、上記ツールの兼ね合いでたまに漏れる可能性はあります。ブルスカアカウントはブリッジで閲覧が可能なので、卓すきはじめMisskey民の方も気になる方はフォローしてください。
急ぎの連絡について
連絡手段としては、Blueskyにアクションもらえるのが最速です。
Twitterは今でも通知がきた場合には対応できますのでリプライやDMは自由にどうぞ。
卓すきはもともと通知が飛んでくることはなかったので連絡を見逃しがち忘れがちになってしまってはいたのですが、閲覧はすると思うのでたまに確認はできます。
急ぎの連絡や問い合わせはブルスカ、Twitterがいいよー。ということで一つ。今後ともふれのをよろしくお願いします。Twitter早く滅びないかなあと思いつつ今後も生きていきます。